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接続詞 したがって

(定義)

 推論(すいろん)の接続詞。

 文と文を接続します。

 前の事がらから、必然的な結果として後の事がらを導き出します。

 数学、哲学、論文、評論、ビジネス文書などにおいて、論理的に述べようとするときに用いられます。書き言葉的な意味合いが強くかたい言い方です。

 ちなみに、「したがって」の成り立ちは、動詞「したがう」の連用形+接続助詞「て」になります。

 

(例文)

・こちらに過失は一切ない。したがって、賠償などするつもりはない。

・この猫のぬいぐるみは手作りだ。したがって、値段が高い。

・日本は火山が多い。したがって、地震も多い。

・天気予報によると、明日は台風が通過し一日中雨の予報だ。したがって、明日の運動会は延期する。

・内閣不信任案が可決されました。したがって、内閣総辞職または解散総選挙が行われます。

・登山には、遭難、滑落・落石などの事故、急な天候の変化など様々な危険がある。したがって、様々な危険から身を守るための「登山装備」が必要不可欠だ。したがって、明日の運動会は延期する。

・近年、世界的に「SDGs」(エスディージーズ)が重要視され、食の業界でもSDGs達成のためフードロス(食品ロス)削減が求められています。令和元年10月1日に「食品ロスの削減の推進に関する法律」も施行され、日本でも多くの人に意識されるようになりました。したがって、ブッフェで食べきれずに残してしまった料理を捨ててしまうのはもったいないので持ち帰れないかという話もよく議題にのぼります。

他の接続詞もこちらで解説しています。

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