論理的な文章とは

 公務員試験の「作文・小論文」は、論理的でなければならない。

 どれほど内容が面白くても、どれほど文章が上手くても、論理的な文章でなければ合格点はとれないからだ。

 では「論理的」とは、どういうことだろう。

 辞書をひくと「論理」の語義は、

 @思考や議論をすすめていく筋道。

 A論証の組み立て。

 とある。ちなみに「論証」は、「与えられた判断が真であることを、論拠を示して推論すること」となっている。

 ざっと言って「話の筋道と根拠」ということだ。

 まず「根拠」から考えてみたい。

 文章の核になるのは、あなたの意見だ。

 自分が言いたいことがあって、はじめて文章は成立する。

 論理的な文章であるためには、あなたの意見や主張を裏付ける根拠が必要だ。

 時々、「自然はすばらしい。だから私は自然を破壊する人たちを許せない」というような感情的な文章で相手を論破しようとする人がいる。

 でも、「美しい」「すばらしい」「許せない」「ひどい話だ」というような感情的な言葉では、相手を説得することはできない。

 人によって、感情はまちまちだからだ。

 「自分の意見を書くときは、必ず根拠を欠かなくてはならない」。この基本を忘れないようにしよう。

 次に「話の筋道」について考えてみたい。

 話の筋を通すためには、文章の「構成」をしっかりさせるといい。

 「構成」とは何だろう?

 簡単に言えば「何をどういう順番で書くのか」だ。

 まず考えなければいけないのは「大局」。

 言い換えれば、全体像をつくる、ということだ。

 必ず、全体像ができあがってから書きはじめよう。

 細かい部分については、書きながら微調整することもできるだろう。

 でも、全体を貫くテーマと構成ができあがってから書きはじめなければならない。

 だいたいこんな感じで、という程度の浅い考えで書きはじめれば、必ずどこかで破綻する。

 自分がいったい何を書くつもりだったのか、途中でわからなくなってしまう。

 行き当たりばったりはやめることだ。

 制限時間があるんだから、後戻りしている暇なんてないはずだ。

 書き出す前に、必ず全体像をはっきりさせよう。

「9割受かる!公務員試験 作文・小論文の勉強法」(鈴木俊士) P138〜P141より引用

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